大事な資料やプリントをうっかり折り曲げてしまったとき、すぐにしわを伸ばしたいですよね。
でも、アイロンを使う時間も場所もない……。そんなときに試してみたいのが「ドライヤーを使った紙のしわ伸ばし」です。
ドライヤーならオフィスや自宅で手軽に使えますし、紙を傷めずにしわを取ることも可能です。特に、プレゼンや会議前など急いで紙を整えたいときには便利な方法と言えるでしょう。
ただし、正しい方法を守らないと逆に紙が波打ってしまったり、風の影響で思わぬトラブルが起こることもあります。
ドライヤーの温度や使い方を誤ると、かえって紙が乾燥しすぎてしまうこともあるため、慎重に進める必要があります。
というわけで今回は、ドライヤーを使った紙のしわ伸ばしの手順や注意点について詳しく解説します！
失敗を防ぐコツも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね(*・∀-)☆
紙のしわを伸ばす方法としてドライヤーを使うメリット・デメリット！
具体的な方法の前に、まずはドライヤーを使った紙のしわ伸びしのメリットとデメリットについて解説させてください！
と言うのも、ドライヤーを紙のしわ伸ばしをする方法にはドライヤーの他にアイロンだったり、重しをのせる方法などもあるからです。
場合によっては、ドライヤーを使うよりもそれらの方法の方がキレイにしわが伸びることもあります。
ここを読んで、それでもドライヤーでしわを伸ばそうと思った方は、そのままやり方を見て実践してもらえれればと思います＾＾
ドライヤーを使う方法のメリット
ドライヤーを使う最大のメリットは、「お手軽さ」と「失敗のしにくさ」です。
アイロンのように準備や片付けが必要なく、オフィスや外出先でもすぐに試せるのが魅力です。特に、アイロンを持ち運べない出張先やカフェなどでも使える点が便利ですね！
また、紙を加熱しながら乾燥させることで、繊維が整いしわが伸びやすくなります。
特に、軽い折り目や波打ち程度ならドライヤーで十分に修復可能です。時間がないときでも、短時間である程度のしわを軽減できるのもポイントと言えるでしょう。
さらに、アイロンと違って高温の熱が直接触れないため、焦げたり変色したりするリスクが少ないのも大きなメリット。
アイロンを使ってしわ伸ばしをする場合、温度設定を間違えると紙が焼けてしまう可能性がありますが、ドライヤーならその心配が少ないので慣れていない人でも安心です。
また、ドライヤーは風量を調整できるため、紙の状態に応じて風の強さをコントロールしやすい点も特徴のひとつです。
軽く湿らせた紙に優しく風を当てることで、自然な仕上がりにしやすく他の方法と比べても失敗しにくくなります＾＾
ドライヤーを使うデメリット
一方で、ドライヤーにはいくつかのデメリットもあります。まず、強い風を当てるのでしっかり持っていないと紙が飛ばされてしまうこと。
特に薄い紙や軽い紙は風に舞ってしまうため、しわを伸ばすどころか余計に扱いにくくなってしまうことがあります。そのため、風量は弱めに設定するのがコツなのです！
また、熱を当てすぎると紙が乾燥しすぎてパリパリになってしまい、逆に波打ちが目立ってしまうこともあります。
特に、もともと乾燥している紙の場合、ドライヤーの熱でさらに水分が奪われて変形しやすくなる可能性があります。
そうならないためには、長時間同じ場所に熱を加えないようにし、ドライヤーを小刻みに動かしながら風を当てるのがポイントです。
あとこれはデメリット言うか他の方法との違いなんですが、アイロンに比べるとドライヤーを使った方法はしわを伸ばす効果がやや弱めとなります。
アイロンは直接圧をかけながら熱を伝えるため短時間でしわをしっかりと伸ばすことができますが、ドライヤーは風と熱を利用するのでどうしても効果が弱くなります。
なので、深い折り目がついた紙には向いていないかもしれませんね(´Д｀。)
失敗しにくいドライヤーを使った紙のしわ伸ばしについて解説！
少し前置きが長くなってしまいましたが、ここからは具体的なドライヤーを使った紙のしわ伸ばし方法についてお伝えしてきますね！
まずは以下のものを準備してください(´･∀･)ﾉﾟ
準備するもの
ドライヤーを使ったしわ伸ばしの基本手順
まずは、紙を霧吹きでふんわりと湿らせます。
この時、水滴がつくほど濡らしてしまうと紙が破れやすくなるので、ほんのりしっとりする程度にするのが第一のポイントです。
やさしく湿らせることで紙の繊維がほぐれ、しわが伸びやすくなりますよ。
次に、紙の上にあて布をかぶせてその上からドライヤーの風を当てます。あて布を使うことで、紙が直接熱を受けて変形してしまうのを防ぎながら均一に温めることができます。
特に薄い紙の場合は、ダメージを防ぐためにもあて布を挟むのを忘れずに♪
ドライヤーの設定は「低温」にし、紙から15～20cmほど離して当てるのも大切なポイント。
風が強すぎると紙が飛んでしまうこともあるので、風量は弱めにすると扱いやすくなります。ドライヤーをゆっくり動かしながら風を当てると、全体をムラなくしっかり温められます。
紙がほんのり乾いてきたら、完全に乾く前に厚めの本などをのせてしっかり押さえましょう。
こうすることで、乾くときに紙が再び波打ってしまうのを防げます。もしまだ少し湿っている場合は、そのまま数分置いておくとよりキレイに仕上がりますよ！
仕上がりをさらになめらかにしたい時は、一度重しを外して紙の表面をやさしくなでるように整えながら、もう一度ドライヤーの風を当てるのもおすすめです。
こうするとよりピンとした仕上がりになります(*・∀-)☆
紙のしわ伸ばしにドライヤーを使う際の注意点について！
ここからは、ドライヤーを使って紙のしわを伸ばす時に気をつけておきたいポイントについてまとめておきますね。
どれも難しいことではないので、さらっと読んでもらえると嬉しいです＾＾
高温設定は避けましょう
紙に長時間高温の風を当てると、変形したり焦げてしまったりすることがあります。
特に、紙の種類によっては熱にとても敏感なものもあり、少しの温度変化でも変色してしまうことがあるんです。
まずは「低温」や「冷風」を使って少しずつ様子を見ながら調整するのが安心ですね。
また、高温の風を長く当てすぎると紙の水分が一気に蒸発して波打ちがひどくなってしまうことも。特に湿気を含んだ紙はダメージを受けやすいので、最初は短時間から試してみるのがおすすめです！
紙との距離を適切に保つ
ドライヤーを紙に近づけすぎると、熱が一箇所に集中してしまい紙が波打つ原因になってしまいます。
目安としては紙から15～20cmほど離して使うのが理想ですが、紙の厚さや状態によってはもう少し距離をとった方が安心です。
風を当てる時はドライヤーを左右にゆっくり動かしながら温めるのがポイントです。こうすることで熱が均等に伝わりやすくなりますよ！
特に、厚みのある紙や光沢のある紙は一部分だけに熱がこもるとシワが残ってしまうことがあるので、風をまんべんなく行き渡らせるように工夫するとキレイに仕上がります。
長時間同じ場所に風を当てない
一箇所にずっと風を当て続けると、熱ムラができてしまい逆に紙が縮んでシワが目立つことがあります。特に、まだ濡れている紙に強い熱を加えると部分的に縮んでしまうことも…。
そうならないためにも、ドライヤーを小刻みに動かしながら均一に温めるのがポイントです。
紙のサイズが大きい場合は全体にまんべんなく風を行き渡らせるように、適度な速さでドライヤーを移動させると良いですね。
また、紙の両面に風を当てることでよりきれいにシワを伸ばすことができますよ＾＾
濡れすぎた紙には使わないように注意
紙がびしょびしょに濡れていると、乾かすときにヨレや波打ちが起こりやすくなります。霧吹きで軽く湿らせる程度にとどめるのが理想的です。
水分が多過ぎると乾燥の過程で紙の繊維が縮み、シワが深くなってしまうこともあるので、ここは注意が必要なポイントと言えます。
また、紙の種類によっては水分を含みすぎると破れやすくなるものもあるので、湿らせるときはできるだけ均一に軽くスプレーするようにしましょう。
繰り返しになりますが、乾燥させる時は最初はドライヤーを少し離して低温の風を当て、徐々に乾かしていくと失敗しにくくなりますよ♪
今後の紙のしわ予防に！そもそも紙にしわができる原因とは？
ここでは、そもそも紙にしわがよってしまう原因について補足しておきます。
当たり前にことですが、原因がわかっていればしわを防ぐことができます。しわを伸ばすよりも、しわがつかないようにする方が良いですからね＾＾
湿気の影響で変形してしわになる
紙は湿気を吸いやすく、水分を含むと柔らかくなってしまいしわができやすくなります。特に雨の日や夏場は注意が必要です。
湿度が高い環境では紙が膨らんで繊維の形が変わり、そのまま乾くとシワがついたまま固定されてしまうことがあるんですね…。
湿気対策としては、密閉できるファイルケースや乾燥剤を活用するのがおすすめです。特に大切な書類は、除湿剤と一緒に保管するとシワや変形を防ぎやすくなりますよ！
折り目や圧力でしわになる
カバンの中で他の荷物と一緒に入れていると、紙に圧力がかかってシワがついてしまうことがあります。
特に、厚めの書類を折りたたんでしまうと深いシワができて元の状態に戻しにくくなりがちです。
持ち運ぶときは、ハードケースやクリップボードを使うのが安心ですね！
また、薄い紙は何枚か重ねて収納すると外からの圧力が分散されてシワがつきにくくなります。バッグの中で折れないように、書類専用のポケットを確保しておくのも良いです＾＾
ドライヤー以外のしわを伸ばす方法についても簡単に紹介！
最後に、ドライヤー以外アイテムを使った紙のしわ伸ばしの方法についても簡単に紹介しておきますね！
アイロンを使ってしわを伸ばす方法
おそらく最も効果が高い方法が「アイロンを使ったしわ伸ばし」のです。
アイロンを使うと短時間で紙のしわを伸ばすことができますが、紙は熱に弱いため温度や当て方を間違えると焦げたり変色したりすることもあります。
こういった熱による失敗を防ぐためには、ドライヤーと同じように温度設定や当て布の使い方がポイントになります。
まず、アイロンの温度は「低温～中温」に設定しましょう。
紙は高温にとても弱く、直接当ててしまうと焦げるリスクがあるので、高温設定は避けるのがベストです。
また、アイロンを当てる際は必ず薄い布（ハンカチやクッキングシートなど）を紙の上にのせて、直接熱が当たらないようにしてください。
さらに、スチーム機能がある場合はオフにするおともポイントです。スチームを使うと紙が湿りすぎてしまい、乾くときに波打ちやヨレが出ることがあります。
紙の種類によってはスチームが有効な場合もありますが、基本的には乾いた状態でアイロンを当てるほうが安心です。
やさしく温めるような気持ちでゆっくりアイロンを動かしながら仕上げると、きれいにしわが取れますよ♪
重しを使ってやさしくしわ伸ばし
熱を使わずに紙のしわを伸ばしたいときは「重しを使ったしわ伸ばし」がおすすめ。特に、熱に弱い紙やアイロン・ドライヤーを避けたい場合にぴったりです。
広い面積で重さのある厚めの本や辞書を使うと効果的。紙の上に直接置かず、厚紙やファイルを挟むと均一に圧がかかりよりきれいに伸ばせます。
ただし、薄い紙は重すぎると折れたり破れたりするので適度な重さを選びましょう。
この状態で一晩ほど置いておくと自然としわが伸びます。早く整えたい場合は、数時間ごとに状態をチェックしながら調整すると良いですね。
また、重しをのせる前に紙をほんの少し湿らせると繊維がほぐれて効果的。ただし、湿らせすぎると逆にしわができることもあるので霧吹きで軽く湿らせる程度でOKです！
時間はかかりますが、大切な書類やデリケートな紙を優しく整えるのにぴったりの方法ですよ♪
まとめ：ドライヤーを使えば手軽に紙のしわ伸ばしができる！
ここまでお伝えした通り、ドライヤーを使えば手軽に紙のしわを伸ばせます。
ただし、高温や至近距離で風を当てると紙が変形したり焦げたりすることがあるので、低温設定＆適切な距離を意識しましょう！
また、しわを防ぐには保管方法も大切。
湿気が多いと紙の繊維が膨らみ、乾燥時にしわが固定されやすくなります。書類を保管する時は乾燥剤を入れた密閉ファイルを活用すると安心です。
さらに、アイロンや重しを使う方法もうまく取り入れるのもおすすめです。
深いしわにはアイロン、繊細な紙には重しと、状況に応じた方法を選ぶことで大切な書類を長くきれいに保てますよヽ(*´∀｀)ﾉ
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